Grotesque human flesh

ここは、幼い私の頭の中。
怪モノが生まれる怪モノ道。
あまり好きではない自分の身体の写真を撮る。

綺麗に加工されている物を取り除いて本来の自分を見た時、グロテスクで醜く美しいが集合した体で生きて死んでいる。

その事に気づく。


生きた痕跡やしわ、血管、しみ、脂肪のついた部品など、醜く美しい私だけの身体を持っている。

人間は、陶器や漆器や人形のような輝く美しさは、誰も持ち合わせてはいない。
その代わりに、身体が生きていると叫んでるようなグロテスクで醜く美しいが集合する身体を誰もが持っている。

憧れの女性だって、大好きな彼にだって、母に赤ちゃんにだって、生きている醜く美しいがある。


私は思う。

お前様の身体はお前の物で羨ましい。
でも、私の身体は私だけの物だ!羨ましいか。